太陽光発電製品の世界的メーカーであるSeraphim Energy Group Co., Ltd.(セラフィム)はこのほど、最大出力670 ワット、モジュール効率21.57%を擁する新世代製品のS5 シリーズ高性能太陽光発電(PV)モジュールを発売した。
210mm の大型シリコンウエハーとマルチバスバー、ハーフセル、デュアルグラスの技術を統合したS5 シリーズのモジュールは、より強力な性能と信頼性を実現することができる。具体的には、この新製品は、マルチバスバー(12BB)技術を210mm 大型シリコンウエハーに導入し、セルの効率を確保しつつ、受光面を拡大している。
さらに、通常の2mm セル間隔技術に対し、新製品は0.8mm 高密度カプセル化技術を採用し、モジュールの出力密度を大きく強化し、製品の品質を確保している。
効率の高いモジュールに対する多様な需要に応じるため、セラフィムは132セルと120 セルの2 つのバージョンを展開しており、シングルガラス、デュアルガラス構造のどちらかと組み合わせて、595 ワットから670 ワットまでの出力が可能になる。
新製品はPID、雹(ひょう)、砂煙、アンモニアなどのテストを受け、高い信頼性を示しており、高性能PV モジュール製品の分野で強力な競争相手になると期待されている。
セラフィムのPolaris Li 会長兼社長は「技術革新は常にセラフィムの当初からの強い願望であり、創業時から業界のリーダーであることを使命としている。当社は何年にもわたって研究開発(R&D)に多くの労力を投じ、専門技術の研究開発と高効率モジュールの技術において豊富で比類のない経験を蓄積してきた」と語った。
同氏は、同社の厳格な手順管理、技術の研究開発、製品設計、開発、徹底的な検査の結果、S5 シリーズの製品は顧客にずば抜けて優れた製品体験を提供すると付け加えた。
2021 年にセラフィムは創立10 周年を迎えた。過去10 年間に、同社は大きな業績を上げただけでなく、社会全体のグリーン開発にも大きく寄与した。
こうした努力が認められ、Bloomberg のTier 1 PV モジュールメーカー、PVEvolution Labs のトップPV モジュールメーカーなど数多くの賞を受賞している。
現在までに14 メガワット以上のセラフィムの製品が世界40 カ国以上に出荷されている。